今月から介護職員初任者研修実習先の事業所として、主にフィリピン人の研修生を受け入れていますが、介護する上での思いやりの姿勢!現場での対応力!そして、ご利用者とのコミュニケーション力!ある程度イメージをもっていましたが、予想以上の完成度にビックリです!!

今後の彼女たちの現場での活躍が楽しみです。

しかし、現場対応力はあるが、やはりフィリピン人!訪問介護現場での研修生からの質問、感想がダイレクト!

※ほんの一例を補足(所感です)付きでご参照ください。

<質問・感想例>

・『家族はいないの? 家族の人は、どうして介護しないの?』

※『日本人冷たいね~』『私の国、家族を大事に大事にするよ!』

(補足)フィリピンの場合は、日本とは違い、大家族が多いです。そして、家族の中で仕事を就いている人が限られていることが多く、家族の中には、常に、親、お年寄りなどの面倒、介護をする人間が家にいます。そのため、家族内で、親のお年寄りの面倒を見るが当たり前という感覚があります。

・『あの人可哀そう、具合悪そうだよ?! 私、あの人の役に立ちたいよ~ 何したらいい??』

(補足)日本人ヘルパーは、基本的に、”可哀そう”という表現はしないと思いますが、フィリピン人の感覚として、”可哀そう” だから、私、助けたい!という感覚を持っています!

※フィリピン人が、”可哀そう”と感じた場合は、フィリピン人が本能的にもっている介護力のモチベーションが上がります。しかし、逆に言うと、フィリピン人が、”可哀そうと感じない”場合は、ビジネスと割り切った考えで、対応するケースが多いことになります。

・『私、介護できるね! 日本語話すの大丈夫だよ! ひらがな、カタカナ読めるだよ!』

『だけど、書くのダメね! 少し書くだけど、スペル間違えるよ! それから、漢字ダメね!』

『日本語難しいだよ』

(補足)コミュニケーション力、思いやり(ご利用者への尊厳を尊重した)の対応、下のお世話など、介護現場実務では、時に日本人ヘルパーより力を発揮するフィリピン人、しかし、それを日本語にして、報告、メモすることが困難です。

 

次回へつづく~