私の事務所には、毎月何名かの外国人実習生が訪れます。

この外国人実習生は、日本の介護スクール※1に通い、日本の介護現場で働くためのライセンス※2の取得を目指している人たちで、実習生のほとんどが、日本での在住権を持ち、介護ライセンスを取得後、介護現場で働こうと考えていて、人手不足のこの業界において、大変うれしく、日本人の私からすると、異国の地で、文化も言葉も違う環境で、専用のライセンスを取得して働こうというモチベーションは、素晴らしいと感じます。

また実際に訪れる実習生は、フィリピン人の人たちが多く、はじめは私の知っているような、明るい陽気なフィリピン人ではなく、とても緊張していて、深々とお辞儀をし、「私、○○と言います。今日、よろしくお願いします!」と、その緊張は、こちらにも伝わってきます。(それだけ真剣に取り組んでいるんだろうと感じます)

また、実際の利用者宅に実習に行った際も、緊張しながら、日本語で、「具合はどうですか?」「お薬は、ちゃんと飲まれていますか?」など、ノートに書いたきたであろうメモの言葉を一生懸命に利用者へ向けて話かけます。

一通りの実習が終わると、ちょっとした達成感と無事に終了した安堵感からか、帰るころには、私の知っているとても陽気で明るいフィリピン人の顔に戻っています!(写真は、利用者宅から戻ってきた後に撮影したものです)

彼らのような介護現場で働きたいと考えている人たちが、もっともっと増えてくればうれしいと思います。

※1 アイ・ヘルパースクール

※2 介護職員初任者研修

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